小学生にスマホを持たせる際、多くの親御さんが直面するのが「月々の固定費」と「安全性」のバランスです。
2026年2月現在、大手キャリアの主要プラン(irumoやeximo等)が新規受付を終了し、通信費の見直しが急務となっています。そんな中、楽天モバイルは依然として「圧倒的な安さ」と「ポイント還元」を武器に、小学生向けスマホの有力候補となっています。
一方で、楽天モバイルにはドコモのような「キッズ専用端末(ガラケー型)」が存在しません。この記事では、専用端末がないデメリットを「設定」でどうカバーし、安全に運用するか、最新の料金体系とともに解説します。
楽天モバイルを小学生が使うメリットは?「最強こども割」と2026年最新料金
他社の格安プランが姿を消した2026年において、楽天モバイルの優位性はより鮮明になっています。特に小学生以下の子供を対象とした独自の還元プログラムは、家計を預かる親にとって最大の魅力です。
以下では、料金・通話・プログラムの仕組みを具体的に確認していきましょう。
月額料金の実質負担を抑える「最強こども割」の仕組み
2026年現在も小学生向け施策の柱となっているのが「最強こども割」です(2025年11月18日に「最強こどもプログラム」から改名)。12歳以下の利用者が「Rakuten最強プラン」を契約すると、最強こども割・最強家族割の合算で毎月最大440円が割引されます。なお、2025年2月よりポイント還元から料金割引方式に変更されました。
| 月のデータ利用量 | 基本料金(税込) | 割引額 | 実質月額(税込) |
|---|---|---|---|
| 3GBまで | 968円 | ▲440円 | 528円 |
| 3GB〜20GB | 2,068円 | ▲110円 | 1,958円 |
| 20GB超(無制限) | 3,168円 | ▲110円 | 3,058円 |
割引の適用にはmy 楽天モバイルアプリからの申し込みが必要です。また、割引適用にはお子様名義での楽天IDが必要なため、事前に作成しておきましょう。
データ3GB以下なら月額実質528円(税込)〜!維持費シミュレーション
多くの小学生は、外出先で長時間動画を見ない限り、月3GBで十分足ります。最強こども割(3GB以下440円引き)には最強家族割110円分も含まれており、1回の申し込みでまとめて割引されます。
- 基本料金(3GBまで): 968円
- 最強こども割(最強家族割110円含む): ▲440円
- 【実質合計】:528円
フィルタリングサービス「あんしんコントロール by i-フィルター」(月額550円、初回3カ月無料)を加えても月額1,100円以下。他社プランが1,500円〜2,000円台へシフトする中、塾の連絡用として「持たせるだけ」なら、これ以上のコストパフォーマンスはありません。
通話無料アプリ「Rakuten Link」で家族間の連絡も安心
小学生にスマホを持たせる主目的は「通話連絡」です。楽天モバイルなら専用アプリ「Rakuten Link」を使うことで、国内通話が無料で利用できます。
楽天モバイル公式サービスページによると、Rakuten Linkアプリ(ピンクのアイコン)からの発信は無料ですが、標準の電話アプリで発信・折り返した場合は30秒22円の通話料が発生します。お子様には「必ずピンクのアプリから電話する」と事前に伝えておくことで、想定外の通話料発生を防げます。保護者の方側も同じくRakuten Linkを使えば、親子間の通話は双方向で無料です。
- 相手が誰でも無料: 固定電話や他社スマホへの発信も無料です。
- データ消費なし: 通話でデータ容量を消費しないため、速度制限中でも連絡可能です。
楽天モバイルに「キッズスマホ専用機」はない?代わりの機種選びと注意点
楽天モバイルには、ドコモの「キッズケータイ」のような専用ハードウェアはありません。しかし、一般のスマホを適切に選び「キッズ設定」を施すことで、より便利に活用できます。
次に、端末の選び方と安全対策のポイントを確認しましょう。
小学生にはiPhoneとAndroidどちらがおすすめ?
結論、「親と同じOS」を選ぶのが正解です。ペアレンタルコントロール(利用制限)の設定が非常にスムーズになります。
- iPhoneを選ぶ(親がiPhoneの場合):「スクリーンタイム」機能により、親のスマホから子供のアプリ利用制限や休止時間を一括管理できます。小学生には、小型で持ちやすいiPhone SE(第3世代)が最適です。
- Androidを選ぶ(親がAndroidの場合):AQUOS wishシリーズなどのエントリーモデルは、2〜3万円台と安価で、防水・防塵・耐衝撃性能が備わっています。ホーム画面をシンプルにする「キッズモード」の搭載も魅力です。
物理的な「防犯ブザー」がない弱点を補う方法
専用機にある「防犯ブザーの紐」がない点は、以下の対策でカバー可能です。
- 物理対策: 市販の「防犯ブザー付きスマホケース」や、ストラップホールに取り付けるタイプの防犯ブザーを併用しましょう。
- 機能対策(緊急SOS):
- iPhone: サイドボタンを5回連打
- Android: 電源ボタンを連打
親のお下がりスマホを再利用する際のチェックポイント
コスト削減のために「お下がり」を使う際は、以下の3点を確認してください。
- バッテリー最大容量: 80%を切っていると、肝心な時に電池切れを起こすリスクがあります。
- OSアップデート: 発売から5年以上経つ古い機種は、最新のフィルタリングアプリが動かない場合があります。
- SIMロック解除: 2021年以前に他社で購入した端末は、ロック解除の手続きが必要です。
子供を守る「あんしんコントロール by i-フィルター」の活用法|楽天モバイルのフィルタリング料金
18歳未満のスマホ利用には、フィルタリング導入が法律で義務付けられています。楽天モバイルでは、強力な制限が可能な「あんしんコントロール by i-フィルター」を提供しています(月額550円、初回3カ月無料)。
以下では、あんしんコントロールの機能・費用・解約手順について詳しく説明します。
月額550円(初回3カ月無料)の「あんしんコントロール」で制限できること
楽天モバイルの18歳未満ユーザーは、原則として月額550円のあんしんコントロールへの加入が必要です。
- 有害サイト遮断: アダルト、ギャンブル、SNSトラブルの原因となる掲示板など、60以上のカテゴリをブロック。
- アプリ起動制限: ゲームやSNSの使いすぎを個別に制限。
- 検索ワード確認: 子供がどのような言葉で検索したかを親が把握できます。
利用時間の管理まで可能な多機能設定
「あんしんコントロール」は、利用時間制限など子供の成長に合わせて制限を調整できます。
- 利用時間制限: 「平日は20時まで」といったスケジュール設定で、スマホ依存を防止。
- カスタマイズ: 低学年は「許可したサイトのみ」、高学年は「有害サイトのみブロック」といった使い分けが可能です。
フィルタリング不要手続きの手順とリスク
「OS標準機能(ファミリーリンク等)で十分」と判断した場合、郵送での「不要届出書」提出により解約は可能です。
しかし、OS標準機能だけでは日本の細かな有害サイトの網羅性が低い場合があります。二段構えで守るのが最も安全です。小学生の間は、あんしんコントロールとの二段構えで守るのが最も安全です。
GPSで居場所を見守る!楽天モバイルで使える無料・有料設定ガイド
楽天モバイルに専用GPSサービスがなくても、スマホ標準機能で高精度な見守りが可能です。
OSごとの見守り方法と、有料サービスを組み合わせた二重対策をご紹介します。
Androidなら「Google ファミリーリンク」
Androidスマホを使うなら、無料で使える「Google ファミリーリンク」が必須です。
- リアルタイム居場所確認: 地図上で子供の位置を把握。
- プレイス通知: 学校や塾に「着いた」「出た」を親に自動通知。
- 電池残量確認: 子供のスマホの電池切れを事前に察知。
iPhoneなら「探す」アプリとスクリーンタイム
iPhone同士なら、標準の「探す」アプリが非常に強力です。
- 位置情報の共有: 複雑な設定なしで、親の地図上に子供のアイコンを表示。
- AirTag連携: ランドセルにAirTagを入れておけば、スマホの電源が切れても場所を追跡できます。
より正確な見守りには「あんしんコントロール」のGPS連携も
有料の「あんしんコントロール」の位置情報機能は、バックアップとして有効です。OS標準機能が不安定な際でも、Webブラウザから子供の居場所を確認できるため、二重の見守り体制を構築できます。
小学生向け「楽天モバイルのキッズ設定」安心の3ステップ
端末が届いたら、子供に渡す前に以下の初期設定を必ず完了させましょう。
必ず「子供用アカウント」を作成し、親のアカウントと紐付けてください。アプリ購入を「承認制」にでき、勝手な課金を防げます。
「通話はピンクのアプリから」と徹底して教えましょう。また、不要な通知をオフにして、混乱しないホーム画面を作ります。
設定から「アプリ内課金」を完全にオフにします。また、セキュリティの低い「野良Wi-Fi」に繋がないよう約束しましょう。
楽天モバイルを子供名義で申し込む手順と必要書類
2026年現在は、将来の継続利用を考え「子供本人の名義」での契約が推奨されています。
申し込み方法と必要書類について、以下で確認しましょう。
Web申し込みと店舗、どちらがスムーズ?
Web申し込みがおすすめです。24時間可能で事務手数料無料、ポイント還元キャンペーンも最大化できます。
- Web申し込み(おすすめ): 24時間可能。事務手数料無料で、ポイント還元キャンペーンも最大化できます。
- 店舗申し込み: 設定サポートを受けられますが、来店予約が必須で、子供本人の同伴が必要なケースがほとんどです。
必要な本人確認書類まとめ
最もスムーズなのは「マイナンバーカード」です。
| 書類 | 注意事項 |
|---|---|
| マイナンバーカード | 1枚で完結。Web申し込みのAI本人確認(eKYC)にも対応。 |
| 健康保険証+補助書類 | 住民票の写し等が別途必要です。 |
※親が楽天ユーザーなら、マイページから発行できる「紹介URL」を経由して申し込むのを忘れずに。親子双方に数千ポイントが還元されます。
結論:楽天モバイルは小学生に「向いている」のか?最終チェックリスト
楽天モバイルは「用意されたパッケージ」ではなく、「親が設定を組み立てるキッズスマホ」です。
- 月額を実質1,000円以下(ポイント還元含む)に抑えたい
- 親が楽天ユーザーで、操作方法を教えられる
- 設定作業(ファミリーリンク等)を苦に感じない
- 生活圏が楽天回線のエリア内である
- 物理的な防犯ブザー付きの専用端末が良い
- 設定はすべて店員さんにお任せしたい
- 自宅や通学路の電波状況が極端に悪い
電波状況に納得ができ、設定のイメージが湧いたなら、楽天モバイルでのキッズスマホデビューは家計と子供の安全を両立させる賢い選択となるはずです。
まとめ
- 楽天モバイルは「最強こども割」で月額実質528円〜と業界トップクラスのコスパ
- 専用端末はないが、iOSの「スクリーンタイム」またはAndroidの「Google ファミリーリンク」で安全対策可能
- 18歳未満は月額550円(初回3カ月無料)の「あんしんコントロール by i-フィルター」への加入が原則必要で、OS標準機能と二段構えで運用が安全
- GPS見守りはAndroidは「Google ファミリーリンク」、iPhoneは「探す」アプリ+AirTagで対応できる
- 申し込みはWebが最もスムーズで、マイナンバーカード1枚で手続き完了