「LINEMOに切り替えたらギガが全然減らない」という声をよく聞きます。LINEMOが提供するLINEギガフリーは、LINEのトーク・音声通話・ビデオ通話のデータ消費をゼロにする機能です。ただし「どれくらい節約できるのか」を具体的な数値で把握している人は少ないでしょう。この記事では、公式サイトで確認した音声通話1分あたり0.3MB・ビデオ通話1分あたり5.1MBのデータ消費量をもとに、月間の節約効果をパターン別に計算します。ギガフリーの対象外機能や、iPhoneユーザーが陥りやすい設定ミスについても解説します。
- LINEMOのLINEギガフリーは申し込み不要・追加料金なしで全プラン自動適用
- LINE音声通話は1分=0.3MBなので毎日30分通話しても月270MB(ほぼゼロ)
- LINEビデオ通話は1分=5.1MBと重く、週2回30分なら月約1.2GBの節約になる
- 速度制限中(300kbps・128kbps)でもLINEの通信速度は落ちない
- LINEニュース記事の閲覧・スタンプショップ・位置情報共有はギガフリー対象外
- iPhoneでiCloud+プライベートリレーをONにしているとギガフリーが効かない場合がある
- LINEが主な通信手段なら3GBプラン(月990円)へのダウングレードで年間13,200円の節約も可能
LINEMOのLINEギガフリーとは申し込み不要で開通日から使えるサービス
LINEMOを契約した瞬間からLINEギガフリーは有効になります。オプション加入の手続きも必要なく、追加料金もかかりません。LINEアプリの主要機能の通信がデータ消費としてカウントされないため、月間のデータ使用量を大幅に圧縮できます。
まずは、どの機能がギガフリーの対象になるのかを把握しておくことが重要です。公式サイトの対象機能一覧を確認しました。
LINEMOのLINEギガフリーで消費ゼロになる主要機能一覧
申し込み不要・追加料金なしでLINEの主要機能のデータ消費がゼロになります。以下の表で対象・対象外の機能を整理しました。
| 機能 | ギガフリー |
|---|---|
| トーク(テキスト・画像・動画・音声メッセージの送受信) | 対象 |
| 音声通話・ビデオ通話(グループ通話含む) | 対象 |
| LINEミーティング | 対象 |
| LINE VOOM(アプリからの表示・投稿・シェア) | 対象 |
| OpenChatの利用 | 対象 |
| プロフィールの表示・編集 | 対象 |
| ニュース記事の詳細閲覧 | 対象外 |
| スタンプショップ・着せかえショップの利用 | 対象外 |
| トークでの位置情報の共有 | 対象外 |
| LINE Live(配信・視聴) | 対象外 |
| 通話中パーティ機能でのYouTube閲覧 | 対象外 |
| LINEファミリーサービス(LINEマンガ・LINEゲーム・LINE MUSIC等) | 対象外 |
| 外部URLへのアクセス(トーク内リンクから他社サイトへ) | 対象外 |
出典:LINEMO公式サイト|LINEギガフリー(2026年4月確認)
日常会話で最もよく使うトーク・音声通話・ビデオ通話がすべて対象になっています。一方で「LINEニュースを読む」「スタンプを購入する」「トークから外部サイトを開く」といった操作はギガフリー対象外です。LINEを「連絡ツール」として使う人ほど節約効果が高く、「情報収集やエンタメの入口」として使う人は恩恵が限定的になります。
LINEMOのLINEギガフリー対象外機能とiPhone設定の注意点
対象外機能は把握しておけば避けることができますが、iPhoneユーザーには設定に起因するトラブルも発生しています。
iOS 15以降でiCloud+を利用している場合、「プライベートリレー」機能をオンに設定した状態でSafariブラウザからLINEギガフリーの対象サービスを利用すると、データ量を消費する場合があります。ギガフリーを確実に機能させるには、プライベートリレーをオフにしてください。
プライベートリレーはiCloudの匿名化機能で、通信の経路を変えるためLINEMOのギガフリー判定に影響を与えます。プライベートリレーをオフにしてもiCloudの他の機能(バックアップ・写真共有等)は引き続き使えます。設定手順はこの記事のH2-4で解説します。
LINEMOの速度制限中もLINEが快適に使える仕組み
LINEMOのベストプランは10GBを超えると300kbps、15GBを超えると128kbpsに速度制限がかかります。この状態では通常の動画再生やGoogleマップのナビが実質使えなくなりますが、LINEは別扱いです。
速度制限中もLINEは高速のままで動作します。データ容量を使い切った状態でもLINEのトーク・音声通話・ビデオ通話は通常速度が維持されます。月末にギガが底をついてから連絡手段を失わないというのは、日常的にLINEで連絡する人にとって実用的なメリットです。
出典:LINEMO公式サイト|LINEギガフリー(2026年4月確認)
LINEMOで節約できる量を知るためのLINEアプリデータ消費量の計算方法
ギガフリーで節約できる量は、そもそも「LINEで何GBを消費していたか」によって決まります。LINEは機能ごとにデータ消費量が大きく異なります。公式ガイドで確認したデータをもとに、用途別の消費量を整理します。
まず、最も多く使われる音声通話から確認します。
LINE音声通話の月間データ消費量は毎日何分で何MBになるか
LINE音声通話は1分あたり0.3MBと非常に軽量です。公式ガイドでは「1時間で18MB、1GBで約55時間話せる」と示されています。
| 1日の通話時間 | 月間通話時間 | 月間データ消費量 |
|---|---|---|
| 5分 | 150分 | 約45MB |
| 15分 | 450分 | 約135MB |
| 30分 | 900分 | 約270MB |
| 1時間 | 1,800分 | 約540MB(0.5GB) |
| 2時間 | 3,600分 | 約1,080MB(約1GB) |
出典:LINEMO公式ガイド|LINE通話でかかるデータ通信量の節約方法(2026年4月確認)
毎日1時間の音声通話でも月間540MBです。音声通話だけなら、ギガフリーがなくても月間1GB未満に収まる人が多く、「ギガフリーの恩恵が特に大きい機能」とは言えません。音声通話でのデータ節約は「おまけ」程度ですが、速度制限中でもLINE通話が切れない点に実用的な価値があります。
LINEビデオ通話の月間データ消費量と使いすぎ判定の目安
ビデオ通話は音声通話と比べて大幅にデータ消費量が増えます。1分あたり5.1MBで、1時間なら307MB消費します。
| 利用パターン | 月間合計時間 | 月間データ消費量 |
|---|---|---|
| 週1回30分 | 約120分 | 約612MB(0.6GB) |
| 週2回30分 | 約240分 | 約1,224MB(約1.2GB) |
| 毎日10分 | 約300分 | 約1,530MB(約1.5GB) |
| 毎日30分 | 約900分 | 約4,590MB(約4.5GB) |
| 毎日1時間 | 約1,800分 | 約9,180MB(約9GB) |
出典:LINEMO公式ガイド|LINE通話でかかるデータ通信量の節約方法(2026年4月確認)
週2回30分のビデオ通話で月間約1.2GBを節約できます。リモートワーク中にLINEビデオ通話を仕事で活用している人、離れて暮らす家族と毎日ビデオ通話をする人なら、ギガフリーによる節約効果は年間で数GBに達します。ビデオ通話こそが、LINEギガフリーの節約効果が最も大きい機能です。
LINEトーク・写真・動画送受信のデータ消費量の目安
テキストメッセージのデータ量は極めて少ないですが、写真や動画を頻繁に送受信する人は意外とギガを消費しています。
| 利用内容 | 1回あたりの消費量 | 1GBで利用できる量 |
|---|---|---|
| テキスト1通 | 約3KB | 約33万通 |
| 写真の送受信(1枚) | 100KB〜500KB(平均約300KB) | 約1〜5万枚 |
| 動画の送受信(10秒) | 約3.3MB | 約303本分 |
| 動画の送受信(10分) | 約110MB | 約9本分 |
出典:いにしえモバイル|LINEMOのLINE使い放題ギガフリー対象範囲は?(2026年4月確認)
テキストメッセージはほぼゼロと考えて問題ありません。写真も1枚300KB程度なので、1日10枚の写真を送受信しても月間約90MBで収まります。ただし長時間の動画ファイルを送受信する習慣がある場合は無視できない消費量になります。なお、LINEのトーク内での写真・動画の送受信はすべてギガフリーの対象なので、これらの消費量がまるごと節約されます。
LINEMOのLINEギガフリーで月間データを節約できる量を計算する
先ほどの各機能のデータ消費量をもとに、利用パターン別の月間節約量を計算します。LINEギガフリーで節約できる量は、「LINEがなければ何GBをLINEに使っていたか」と同じ数字です。
まず、代表的な利用パターンごとに節約量と料金への影響をシミュレーションします。
LINEMOのLINEギガフリーで毎月いくら節約できるか計算例
以下の3パターンで月間節約量を試算しました。LINEギガフリーがなければこれだけのデータを消費していたことになります。
パターンA:音声通話中心ユーザー
毎日30分音声通話 + テキスト・写真の送受信
音声通話270MB + トーク系100MB = 月間約370MB節約
パターンB:ビデオ通話週2回ユーザー
週2回30分ビデオ通話 + 毎日音声20分 + 写真対応
ビデオ1,224MB + 音声180MB + トーク100MB = 月間約1.5GB節約
パターンC:毎日ビデオ通話ユーザー
毎日30分ビデオ通話 + 毎日音声10分 + 写真・動画対応
ビデオ4,590MB + 音声90MB + トーク200MB = 月間約4.9GB節約
パターンCのように毎日ビデオ通話を使う人は、ギガフリーによって月間約5GBのデータが丸ごと節約されます。10GBプランを使っているなら実質使用量が5GBに減り、3GBプランへの変更も視野に入ります。パターンAのように音声通話中心の人は月間約370MBの節約で、プランのダウングレードには追加の検討が必要です。
LINEMOベストプラン3GBへのダウングレードが現実的かを検証
LINEMOベストプランの料金体系は明快です。3GBまで月990円、10GBまで月2,090円です(いずれも税込)。この差額が月1,100円・年間13,200円です。
| プラン(データ容量) | 月額(税込) | 超過後速度 |
|---|---|---|
| ベストプラン 3GBまで | 990円 | 300kbps |
| ベストプラン 10GBまで | 2,090円 | 300kbps(10GB超〜15GB)/ 128kbps(15GB超) |
| ベストプランV 30GB | 2,970円 | 1Mbps(30GB超〜45GB)/ 128kbps(45GB超) |
出典:LINEMO公式サイト|料金プラン(2026年4月確認)
3GBへのダウングレードが現実的かどうかは、「LINEを除いた月間データ使用量」で判断します。LINEの使用量はギガフリーでゼロになるため、YouTubeや地図・SNSなど「LINE以外の通信」が3GB以内に収まるかが鍵です。自宅にWi-Fi環境があり、外出先でのデータ通信をLINEと地図・軽いSNS程度に限定できる人は3GBで十分対応できます。10GBプランをギリギリまで使い切っていた人が、LINEの多くをビデオ通話に使っていたなら、ダウングレードで年間13,200円の節約になります。
LINEMOのLINEギガフリーで節約効果が高い人と低い人の違い
ギガフリーの節約効果は利用スタイルで大きく変わります。
- 家族や友人との連絡をLINE中心にしていて、月間ビデオ通話が1時間以上ある人
- LINEトークで写真や動画を頻繁に送受信する人
- リモートワーク中にLINEビデオ通話を業務利用している人
- 月末にデータが不足しがちで、速度制限後もLINE連絡を続けたい人
一方、LINEをほとんど使わない人・LINEは通知確認程度でSNSや動画配信がメインの人には、ギガフリーの節約効果はほぼありません。LINEMOを選ぶ理由としてギガフリーを重視するなら、自分のLINE利用状況を先に確認することが重要です。
LINEMOのLINEギガフリーを確実に活用する設定と注意点
LINEギガフリーは通常の使い方であれば自動的に機能しますが、特定の設定や環境下ではギガフリーが適用されないケースがあります。ここでは確実に機能させるための確認ポイントを解説します。
特にiPhoneユーザーは、iCloudの設定によってギガフリーが無効になるケースがあるため要注意です。
iPhoneのプライベートリレーをオフにしてLINEMOのギガフリーを有効化する
iOS 15以降でiCloud+を契約している場合、プライベートリレーがONだと非適用になる可能性があります。以下の手順でオフにしてください。
プライベートリレーをオフにしても、iCloudバックアップ・iCloud写真・iCloud Driveなどの機能には影響しません。LINEMOに乗り換えた際に最初に確認すべき設定の一つです。
出典:LINEMO公式サイト|LINEギガフリー注意事項(2026年4月確認)
LINEMOのLINEギガフリーが効かないときのチェックポイント
「ギガフリーのはずなのにデータが減っている」と感じた場合は、以下の点を確認してください。
LINEギガフリーが適用されているか確認するポイント
- iPhoneのプライベートリレーがオフになっているか
- LINEアプリが最新バージョンになっているか(バージョンアップ中はギガフリー対象外になる場合がある)
- VPNアプリを経由して通信していないか(VPN経由の通信はギガフリー対象外)
- Wi-Fiからモバイル回線に切り替わったタイミングのデータは消費する場合がある
- LINEニュースやスタンプショップへの操作でデータを消費していないか
LINEアプリのバージョンが古い場合やVPN接続中は、LINEMOのネットワークがギガフリー対象の通信として識別できないため、通常のデータ消費としてカウントされます。また、Wi-Fiからモバイル回線への切り替わりのタイミングにも注意が必要です。利用状況を確認するには、月々のデータ使用量をキャリアのマイページで確認する習慣をつけましょう。
LINEMOのLINEギガフリーまとめ
LINEMOのLINEギガフリーは、契約するだけで自動的に有効になるシンプルなサービスです。節約効果の大きさは利用パターンによって異なりますが、特にビデオ通話を週複数回使う人には大きな恩恵があります。
- 向いている人①:家族・友人とのLINEビデオ通話が週2回以上ある人(月1GB以上の節約になる)
- 向いている人②:月末にデータが不足しがちで、速度制限後もLINE連絡が必要な人
- 向いている人③:自宅Wi-Fi環境があり、外出先でのデータはLINE・地図・軽いSNS程度の人(3GBプラン月990円でOK)
- 向いていない人①:YouTube・動画配信をモバイル回線で多用する人(ギガフリーの節約分を動画で消費してしまう)
- 向いていない人②:LINEをほぼ使わない人(節約効果がゼロに近い)
- 向いていない人③:LINEニュース・LINE MUSIC・LINEマンガが日常の情報収集やエンタメの主役になっている人(対象外機能中心のため節約効果が限定的)
ビデオ通話を週2回30分使うだけで月間約1.2GBが節約になります。3GBプラン(月990円)と10GBプラン(月2,090円)の差は月1,100円・年間13,200円です。LINEギガフリーをフル活用してプランをダウングレードできれば、通信費の見直しとして十分な効果が期待できます。