「ワイモバイルの割引って全部重ねられるの?おうち割・家族割・PayPayカード割をフル活用すれば月いくらになる?」という疑問を持つ方は多いはずです。結論からいうと、割引は「全部同時には使えない」ルールがあります。おうち割光セット・おうち割でんきセット・家族割引の3つは重複不可の3択で、PayPayカード割だけ自由に組み合わせられます。この記事では2026年3月時点の公式情報をもとに、組み合わせパターンごとの月額を計算し、自分に合った最安の選び方を解説します。
Y!mobileの割引は「全部重ねられる」わけではない
まずシンプル3の基本料金と、使える割引の種類を整理しましょう。ここを理解しないまま申し込むと、想定より安くならないケースがあります。
割引の仕組みを理解するうえで、まず「重複不可グループ」が何かを把握することが重要です。
割引の種類:重複不可グループとPayPayカード割の2層構造
2026年3月時点でシンプル3に適用できる月額割引は大きく2グループに分かれます。
グループ①は重複不可の3択割引です。「おうち割光セット(A)」「おうち割でんきセット(E)」「家族割引サービス」のうち、どれか1つのみが適用されます。3つすべてを申し込んでも重複して割引されることはありません。グループ②は「PayPayカード割」で、グループ①のどの割引とも組み合わせて使えます。
グループ①(3択・重複不可)
おうち割光セット(A):月額1,650円割引
おうち割でんきセット(E):月額1,100円割引 ※シンプル3 S対象外
家族割引サービス(2回線目以降):月額1,100円割引
グループ②(グループ①との組み合わせ可)
PayPayカードゴールド割:月額550円割引
PayPayカード(通常)割:月額330円割引
グループ①の3択で迷う方が多いですが、割引額の大きさでは「おうち割光セット(A)」が月1,650円割引と最も有利です。ただし固定回線の契約が前提になるため、状況に応じた選び方が必要です。
シンプル3の基本料金(割引前)
割引計算の出発点となるシンプル3の基本月額を確認しておきましょう。2025年9月25日から提供が開始された現行プランです。
| プラン | データ量 | 月額(税込) | 特典 |
|---|---|---|---|
| シンプル3 S | 5GB | 3,058円 | — |
| シンプル3 M | 30GB | 4,158円 | — |
| シンプル3 L | 35GB | 5,258円 | 10分以内国内通話かけ放題コミ |
シンプル3 Lは基本使用料に10分以内のかけ放題が含まれているため、通話をよくする方にはMより実質的に有利な場面もあります。割引後の月額差を見ながら選びましょう。
最大割引はおうち割光セット(A)+PayPayカードゴールド割
グループ①の中で最も割引額が大きい「おうち割光セット(A)」と、グループ②の「PayPayカードゴールド割」を組み合わせるパターンがY!mobileの月額最安の組み合わせです。ここではその仕組みと実際の月額を解説します。
それぞれの割引の詳細を順に見ていきましょう。
おうち割光セット(A)とは?対象の固定回線と月1,650円割引の仕組み
おうち割光セット(A)は、自宅の固定通信サービスとワイモバイルをセット契約することで、スマホの月額基本使用料が毎月1,650円(税込)割引されるサービスです。
SoftBank 光(自動更新ありプランのみ)、SoftBank Air、Yahoo! BB 光シティ、ケーブルライン、ひかりdeトークS(ケーブルライン)、NURO光でんわ(ケーブルライン)
シンプル3 S/M/L が対象。割引額は月額1,650円(税込)。
SoftBank光・SoftBank Air以外にも、ケーブルテレビ系のサービスが複数追加されています(2025年1月22日より拡大)。既に対象回線を契約している世帯は積極的に活用する価値があります。なお、家族割引サービスとは重複して割引を受けることができない点に注意が必要です。
出典:Y!mobile おうち割 公式ページ(対象サービスと割引額)
PayPayカードゴールド割と組み合わせると月額はいくらになるか
PayPayカード割はグループ①とは独立して適用できるため、おうち割光セット(A)と合わせて使うと合計-2,200円/月(税込)の割引になります。
| プラン | 基本料(税込) | おうち割光セット(A) | PayPayカードゴールド割 | 割引後月額(税込) |
|---|---|---|---|---|
| シンプル3 S | 3,058円 | −1,650円 | −550円 | 858円 |
| シンプル3 M | 4,158円 | −1,650円 | −550円 | 1,958円 |
| シンプル3 L | 5,258円 | −1,650円 | −550円 | 3,058円 |
シンプル3 Sなら月858円という水準は、5GBのデータ通信で現行の格安SIM市場でもかなり競争力のある価格です。ただしPayPayカードゴールドは年会費11,000円(税込)が必要です。通常のPayPayカードを使う場合の割引は月330円(税込)になります。
PayPayカード(通常)の場合、割引額は月330円(税込)です。おうち割光セット(A)と組み合わせると合計-1,980円/月となり、シンプル3 Sで月1,078円、Mで月2,178円、Lで月3,278円になります。
ゴールドカードを選ぶかどうかは、年会費11,000円のもとを取れるかどうかで判断しましょう。ゴールドで月220円追加割引がある場合、年間で2,640円追加で安くなりますが、年会費の差額11,000円を回収するには別の特典(還元率アップなど)の活用が前提になります。
家族割引(2回線目以降)+PayPayカード割のシミュレーション
SoftBank光などの固定回線を契約していない場合、グループ①では「家族割引サービス」と「おうち割でんきセット(E)」が選択肢になります。まず家族割引のパターンを確認しましょう。
家族割引の仕組みと金額について、詳しく解説します。
家族割引サービスの条件と割引額:固定回線不要でも使える
家族割引サービスは、2回線目以降の月額が1,100円割引になるサービスです。家族(血縁・婚姻関係、または同住所)で複数回線を契約する際に適用されます。1人で複数回線を契約する場合も対象で、最大9回線(副回線)まで割引が適用されます。
ただし、おうち割光セット(A)とは重複して割引を受けることができません。固定回線の有無で使い分けることになります。
家族割引+PayPayカード割の月額計算
家族割引(−1,100円)にPayPayカード割を足した場合の月額を計算すると、以下のようになります。
| プラン | 基本料(税込) | 家族割引 | PayPayカードゴールド割 | 割引後月額(税込) |
|---|---|---|---|---|
| シンプル3 S | 3,058円 | −1,100円 | −550円 | 1,408円 |
| シンプル3 M | 4,158円 | −1,100円 | −550円 | 2,508円 |
| シンプル3 L | 5,258円 | −1,100円 | −550円 | 3,608円 |
おうち割光セット(A)との差は月550円で、年間6,600円の差になります。固定回線を新たに契約してでもおうち割光セットを適用したほうがトータルでお得かどうかは、固定回線の月額費用と合わせて検討しましょう。
家族割引は「主回線1回線+副回線9回線まで」の構成です。副回線のみの申し込みはできず、主回線が解約された場合は副回線の割引も停止されます。
通常のPayPayカード(月330円割引)と家族割引の組み合わせでは、シンプル3 Sが月1,628円、Mが月2,728円、Lが月3,828円(いずれも税込)になります。
おうち割でんきセット(E)+PayPayカード割のシミュレーション
「おうちでんき(SoftBank おうちでんき)」を契約している場合は、「おうち割でんきセット(E)」を使ったケースも検討できます。注意点はシンプル3 Sは対象外である点です。
でんきセット(E)の割引額とプラン別の月額を確認しましょう。
でんきセット(E)はシンプル3 M/Lのみ対象:月1,100円割引
シンプル3 Sはでんきセット(E)対象外です。シンプル3 MまたはLでおうちでんき(SoftBankおうちでんき)を契約している場合に月1,100円の割引が受けられます。割引額は家族割引と同じ1,100円なので、おうちでんきを既に使っている人向けの選択肢です。
| プラン | 基本料(税込) | でんきセット(E) | PayPayカードゴールド割 | 割引後月額(税込) |
|---|---|---|---|---|
| シンプル3 S | でんきセット(E) 対象外 | |||
| シンプル3 M | 4,158円 | −1,100円 | −550円 | 2,508円 |
| シンプル3 L | 5,258円 | −1,100円 | −550円 | 3,608円 |
でんきセット(E)と家族割引は割引額が同じ月1,100円(税込)のため、どちらを選んでも月額は同じです。でんきセット(E)はおうちでんきを契約している人だけが使えるので、実質的に「でんきと電話をまとめる」という位置づけです。
全パターン比較表:シンプル3 S/M/Lの最安月額一覧
ここまでのシミュレーションをまとめて、すべての割引パターンを比較します。自分の状況(固定回線・家族構成・クレジットカード)に当てはめて確認してください。
まず最も割引が大きいパターンから、条件なしのパターンまでを一覧で整理します。
最安はおうち割光セット+PayPayカードゴールドで月858円〜
各割引の組み合わせと、プランごとの月額(税込)をまとめると以下のとおりです。
| 割引の組み合わせ | グループ① 割引額 |
グループ② PayPay割 |
S月額 | M月額 | L月額 |
|---|---|---|---|---|---|
| おうち割光セット(A)+ゴールド | −1,650円 | −550円 | 858円 | 1,958円 | 3,058円 |
| おうち割光セット(A)+通常PPayカード | −1,650円 | −330円 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
| おうち割光セット(A)のみ | −1,650円 | なし | 1,408円 | 2,508円 | 3,608円 |
| 家族割引+PayPayカードゴールド | −1,100円 | −550円 | 1,408円 | 2,508円 | 3,608円 |
| 家族割引+通常PayPayカード | −1,100円 | −330円 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
| 家族割引のみ | −1,100円 | なし | 1,958円 | 3,058円 | 4,158円 |
| PayPayカードゴールドのみ | − | −550円 | 2,508円 | 3,608円 | 4,708円 |
| 割引なし(定価) | − | − | 3,058円 | 4,158円 | 5,258円 |
出典:Y!mobile 料金プラン公式ページをもとにスマプラ作成(2026年3月時点)
「家族割引のみ」と「おうち割光セット(A)+PayPayカードゴールドのみ」を比べると、Sプランで月550円、年間6,600円の差があります。固定回線の選択やクレジットカードの変更コストを含めた検討が重要です。
SoftBank光・Air未契約の場合の次善策
固定回線なしなら家族割引が現実的な選択肢です。SoftBank光やSoftBank Airを新たに契約することで最大割引を得られますが、固定回線の月額(SoftBank光ファミリーで約5,720円〜)が別途かかります。スマホ料金だけを比べてお得に見えても、固定回線費用を含めたトータルコストで判断することが大切です。
でんきセット(E)については、既にSoftBankおうちでんきを使っているMまたはLプランの方が対象です。割引額は家族割引と同じ月1,100円なので、でんきを既に契約している方はでんきセットを申し込み、家族割引との重複を避けましょう。
自分にあった割引の選び方チェックリスト
状況別に「どの割引を選ぶべきか」を整理しました。以下のチェックリストで判断してください。
おうち割光セットが有利なケースと、家族割引が向いているケースをそれぞれ確認しましょう。
おうち割光セット(A)が最適になる条件
SoftBank光・Air等を既に契約中であれば、おうち割光セット(A)が最大割引です。追加費用なしで月1,650円の割引が適用されます。
3つすべて当てはまる場合は、おうち割光セット(A)+PayPayカード(ゴールドが理想)が最安構成です。My Y!mobileまたは各サービスの公式サイトから申し込みができます。
家族割引が最適になる条件とでんきセット(E)の判断基準
固定回線を変えたくない・または対象の固定回線を契約していない場合は、家族割引かでんきセット(E)が選択肢になります。
家族割引は2回線以上の契約が必要なため、1人で1回線のみの契約では使えません。家族や同居人が同じワイモバイルを使う場合に有効です。
でんきセット(E)については、SoftBankおうちでんきを既に使っているMまたはLプランの方のみ対象です。でんきを新たに乗り換えてでも適用すべきかは、電気代の比較含めて別途判断しましょう。
まとめ:Y!mobileで最安にする割引の組み合わせ
Y!mobileの割引を最大限活用するためのポイントを整理します。
- おうち割光セット(A)・おうち割でんきセット(E)・家族割引の3つは重複不可・3択。まずどれか1つを選ぶ
- PayPayカード割(通常カードで330円、ゴールドで550円/月)は3択どれとも組み合わせ可能
- 最安の組み合わせはおうち割光セット(A)+PayPayカードゴールド割。シンプル3 Sで月858円、Mで月1,958円、Lで月3,058円になる
- 対象の固定回線がない場合は家族割引(-1,100円/月)+PayPayカード割が次善策
- でんきセット(E)は家族割引と割引額が同じ(月1,100円)でシンプル3 Sは対象外
- 割引の反映はいずれも申し込み翌月から。月初の手続きが望ましい
複数の割引を申し込んでも重複するわけではないため、どの割引を選ぶかを事前に確認してから手続きしましょう。My Y!mobileの「割引サービス」から現在の適用状況と申し込み状況を確認できます。